サーモスタットとは?

サーモスタットはエンジンとラジエターの間で冷却水の[水門番]として活躍しているパーツです。
もし、サーモスタットが無かったらどうなるでしょう。

水門番がいなくなってしまうと、冷却水は常にラジエターを循環してしまい、水温が不安定になります。
また、エンジン内の冷却水路にはサーモスタットが閉じている時にクーラントがエンジン内で循環できるようにバイパスが作られています。このバイパスは
「サーモスタットが閉じている時は、バイパスが開き、サーモスタットが開いているときは、バイパスが閉じる」という構造になっており、冷却水の循環が効率よく行われるようにしています。そして、この水路の切り替えを行うのもサーモスタットの役目なのです。

もし
サーモスタットが無かったら、このバイパスは常に開きっぱなしとなってしまい、エンジン内の冷却水が乱流を起こしてしまい、冷却効率が極端に悪化してしまいます。