開弁温度って?

サーモスタットの開弁温度とは、メインバルブ(水門)が「開き始める」温度を指します。
要するにサーモスタットは開弁温度に達したからといって、いきなり全開で開くのではなく、
水温の上昇に応じて少しづつ開いてゆくのです。

正常なサーモスタットであれば、開弁温度から約10℃〜15℃で全開に開きます。
ノーマルサーモスタットの開弁温度が76.5℃〜86℃に設定されているのに対して、
ローテンプサーモスタットは、エンジンの最適な水温である70℃に合わせるために、基本的に開弁温度を65℃〜70℃くらいに
設定しております。